ポエム ある朝

ブルックリンのちょっと行ったところに

アロエヨーグルトが落ちてた

なんだこれ

って思った瞬間

ブルブルブルブル

鳴った

高らかに鳴った

ああ、はいはい、いつものことね

そんな調子でじぃっと見てた

見てたけど飽きた

それが3日連続で続いて

さすがにどこかに行こうと思って

どこかへ行く準備をした

まず、たわし、こけし

いや、いるもんか

そうめん流し

ちょっとだけ待ったけど

それ以上は進まなかった

握りこぶし程度のおにぎり

中身は鮭フレーク

やがて朽ちていくのだろうか

僕の右手も左手も

ちょっと笑う。

いや、ウケ始めた

だんだんウケ始めたら

しーんと静まり返った

何があったんだ

いや特段何もなかった

何も、何も、何もなかった

ビックリしたらひっくり返った

意外にもみんなそうらしい

誰も言わなかったけど知っていた

嘘をついたのはあいつだって

指差し確認で少し思案する

エッフェル塔が見える

少しきれいだ

眺めて落ちる

ひゅーんと

まだ消えない夕日を眺めながら

私は少しあくびをした

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