とにかく打点の早い球を打つ高校生をなぎ倒すおじさんがいる。
彼らは常に勝つためなら何でもする人たちで
バックに粒高を貼ったり
ペン表のショートで粘ったり
ペンホルダーのフォアハンドで一発で抜き去ったりする
彼らの卓球はベテランと言えるだろう。
なぜ強いのか?
それは、駆け引きが妙に上手いからだ。
卓球というスポーツには、場の流れというものがある。
さっきまで、1点取るのに必死だったのに、
2、3点とポンポンと取れるようになるときがある。
その自分が有利になっている時が流れを掴んだと言えるだろう。
流れを掴むにはあまりミスしない方が良い。
また、ミスしないようにするには、ある程度集中する必要がある。
だからといって、人間そんなに集中が続く訳でもない。
適度に体の力を抜かなくてはいけない。
そういうあえてここは抜く場面を作るのがおじさんは非常に上手いのだ。
ここは、サービスエースを取ってやろう、とか
短いサーブを出したら、こやつはバランスが崩れるな、とか
とにかく楽をしようとする。
いくら体力のある若者でも続けるのに精一杯になってくる。
その若者の体力と気力を削るのがおじさんはべらぼうに上手いのである。
➕(プラス)巧みな技術である。
だから、卓球にあまり年齢は関係ない。
勝つ人は余裕があり、そして強い!
以上、ラパチコでした。