ポエム投稿で生活できないと分かったあの日

ネットの世界に閉じこもることもあった。

文学極道という現代詩の投稿サイトに毎日訪れて投稿していた。

そこはいわゆるクソポエムを貼り付けて、バチバチに批評したり、「良いですね」と書き込んだりする。

そういう生活を続けていて、常に評価される世界に身を置いてて、思ったことが、

ここで評価されて何になるんやろうか?とか、

このポエム考える時間あったら、アルバイトして稼ぐほうがよっぽどためになるんじゃないか、

と思っていた。

実際、そこで投稿する何人かの人もここはニートの集まりだなと言っていた。

そう。暇つぶしなのである。

評価される場があっても、そこが全く社会と接点がなければ、ただの暇つぶしなのである。

だけど、やめられなかった。

いつか報われると信じて。

文学極道から発掘された最果タヒや望月遊馬みたいな天才詩人になれると信じたあの日々。

確かに続けることは大事だ。

いつか評価されるかもしれない。

ただ、ここで頑張っても一生評価されない場所もあるということが分かっただけでも良かった。

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